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漫画ちはやふる完結おめでとうございます~私がこの漫画に出会ったのは中学生の頃だった~

みなさんこんにちは。このブログを書いている東急三崎口です。

今回は雑記です。前回の雑記では金閣を13年ぶりに行ってきたときに思ったことについて書きました。今回は、漫画ちはやふるが今日(2022/8/1)発売のBE LOVEで完結したのでちはやふるについて書きます。連載開始から15年経って完結のようで、この漫画を初めて読んだのは私が中学生だったことを思い出しました。この記事では、最終話のネタバレは書いていませんので最終話を読んでいない方もネタバレなく読んでいただけます。

15年で完結

漫画のちはやふるが今日(2022/8/1)発売のBE LOVEで最終話が掲載され完結しました。2007年12月から連載されていたようなので、15年かけて最終話までたどりついたことになります。2007年というと、リーマンショックより前ですから、いかに長期間連載が続いていたのかがよくわかります。連載誌に最終話が掲載されただけで、単行本は2022年冬に発売予定だそうです。単行本で読まれている方は、もうしばらく待たないと最終話が読めないようです。15年というと同じ歳に生まれた子供が中学校を卒業するくらいの年月だと思うと、何よりも15年にもわたって連載を続けられた作者に一番敬意を表するべきなのかもしれません。

ちはやふるを読んだことが無い方へ

ちはやふるは、アニメ化・映画化がされているので名前は知っている方が多いかもしれません。アニメや映画は観たけれども漫画は読んだことがないって方は、50巻で完結ですのでぜひ漫画を読んでみてください。1巻の購入リンクを貼っています。興味がある方は、購入してみてください。


読んだことが無い方に概要を説明します。主人公は小学生の頃に競技かるたを始めましたが、中学生になるタイミングで一緒にかるたをやっていた友人と離れ離れになってしまい次第に競技かるたから遠ざかってしまいました。高校に進学した主人公は、小学生の頃に競技かるたを一緒にやっていた友人が同じ高校に進学していることを知り高校に競技かるた部を作って周囲の人たちを巻き込みながら成長していく物語です。競技かるたを知らなくても、純粋に漫画として読むのも面白いと思います。というか、競技かるたを知らなくても読めるようになっています。(これは、何を題材にした漫画でも一緒かもしれませんがね。) ネットカフェでも置いているところが多いので、夏休みの学生さんや、社会人の方でもお盆休みの暇な一日に読んでみると面白いと思います。50巻ありますが、読み始めたらあっという間だと思います。

競技かるたを口頭で説明することの難しさ

ちはやふるが有名になったおかげで、競技かるたを知らない人に対して非常に説明しやすくなったと思います。私個人としてのエピソードとしては、就職活動をやった時にエントリーシートを書くことがありましたが、競技かるたを文章だけで説明するのって結構難しかったんですよ。そもそも、百人一首を使って畳の上で札を取ると言われても何も知らない人がすぐイメージすることは難しいです。趣味特技の欄に競技かるたと書いていて、面接でその点に触れられたときに、競技かるたというと、面接官の方も「ああ、あのちはやふるのやつ?」とすぐわかってくれました。ちょうど、就職活動をやっていた時期にちはやふるの映画が公開されていたからかもしれませんが、ビジュアルとして実際にどういう競技なのかを人々に伝えてもらっているのは非常に大きかったんじゃないかと思います。(文章だけで伝えるのは難しかったので、私自身面接で説明する手間が省けて非常に感謝していました。)実際に競技かるたをやったことが無い方で興味を持った方は、やり方をわかりやすく解説されている動画(リンク先はこちらです。)があったので見てみてください。

映像化作品が多数あるのは驚異的

ちはやふるは、漫画自体も長期連載だったので映像化された作品も多数あります。アニメが3期、実写映画が3本あります。人気の連載漫画がアニメ化や映画化されることは特段珍しいことではありませんが、アニメ3期と実写映画が3本ある作品は他の作品と比較しても非常に珍しいと思います。漫画が長期連載でアニメ化や映画化が多数行われている作品といえば、名探偵コナンが思い浮かびます。名探偵コナンは、99巻まで発刊されていて私の年齢と同じくらいの連載期間なので圧倒的といえば圧倒的です。アニメも20年近く続いていますし、劇場版映画も毎年作られています。逆に言うと、連載漫画が始まりでこれほどアニメと映画が多いのは名探偵コナンくらいではないでしょうか。名探偵コナンを除くと、アニメ3期、実写映画3本という映像化コンテンツの量は圧倒的といえるのではないでしょうか。(よく考えたら、ワンピースも除かないといけないですね。)

私が出会ったのは中学生のころだった

この漫画が連載開始されたのが、2007年で私自身がこの漫画に出会ったのは中学生の頃だったと思います。正確にいつ頃だったのかは10年以上前のことなので覚えていません。その後ヒットしていって、アニメ化や映画化がされていったのは覚えているので、アニメ化される前だったのは間違いないはずです。その頃は、まさかアニメや実写映画化されるなんて思っていませんでしたし、ここまで有名になるとも思っていませんでした。競技かるた自体の知名度が、ちはやふるがヒットする前と後ではかなり違うことを考えると50巻も続くなんて想像できなかったですね。

「高校生」が「競技かるた」を通じて「成長」するのがヒットの要因なのではないか

ここから、ちはやふるの内容から離れて連載開始当初はそれほど知名度が高くなかった競技かるたを題材にした作品がこれほどヒットした要因について考えていきたいと思います。私は、タイトルに書いているとおり「高校生」が「競技かるた」を通して「成長」するストーリーだったことがヒットの要因なのではないかと考えています。物語を書くうえで、登場人物が成長していくのはどんな作品でも必要不可欠です。バッドエンドであろうとハッピーエンドであろうと、基本的には登場人物が成長してくのを登場人物の視点から見ることができるのが物語です。ですので、登場人物が「成長」するだけではヒットの要因とはなりえないわけです。

ここで思考実験をやってみましょう。登場人物の年齢設定が、仮に高校生ではなく「中学生」や「小学生」だったとしたらどうでしょうか。小学生や中学生が登場人物の場合、物語の大事な場面における登場人物の意思決定が、自己主導の決定になりにくい可能性が高いです。(要は、親や周りの人の影響が意思決定に大きな影響を及ぼす場合が多いということです。)これは、小学生や中学生の場合は重要な意思決定を自分の意志のみで決定することが少ないからです。仮に、登場人物が自分の意志のみで意思決定するような小学生や中学生を描いたとしても読者からの共感は得られにくいでしょう。一方、高校生の場合だと意思決定にある程度親や周囲の影響はありますが、自分の意思をもって決定していく範囲が小学生や中学生の場合と比較して格段に広くなります。経済的に完全に自立していなかったとしても、自分の意思をもとに、意思決定することが多くなります。物語の中で登場人物が決断を迫られたときに、登場人物の意志をもとに判断を下す描写をしても違和感がなくなるわけです。また、高校生より上の年齢設定(例えば、大学生や社会人が挙げられます。)にしたらどうなるかを考えてみましょう。高校生より上の年齢設定の場合、高校の部活動のような、本業(本業と言っているのは、大学生であれば講義等、社会人であれば職場をイメージしています。)ではないところで毎日同じ人と顔を合わせるようなことが格段に減ります。これらを踏まえると、高校生という年齢設定というのはヒットする作品に通じるような年齢設定なのではないかと私は考えています。とはいえ、登場人物の年齢設定が高校生になっている作品は多々あるのでそれがヒットした直接的な要因だとはいえません。

最後に、「競技かるた」を題材にしていることが実は一番大きなヒットの要因だと思います。ちはやふるが連載を始めた当初、世の中では競技かるたを知らない人の方が圧倒的に多かったわけです。連載開始当時の立ち位置から競技かるたを分析すると、人々の中では知名度は低いですが、明確に勝敗が決まる競技であり、少ないながら高校に部活動があったわけです。もちろん、大会も昔から行われていました。作者の立場から考えれば、競技かるたを知っている読者より知らない読者の方が圧倒的に多いわけです。競技かるたを知らない読者にとっては、新しいコンテンツ(読者が知らない=新しいという意味で書いています。)を漫画という媒体を通して知ることになります。読者の視点からすると、登場人物の視点に立ちながら、今まで知らなかったコンテンツを物語を通して知ることができるわけで、物語に人々の共感を呼ぶ部分があれば、ヒット作になりうるのではないかと思います。

前例が無い=先行者がいない

競技かるたを題材にした知名度の高い作品は、ちはやふる以前には存在しなかったことはちはやふる自体がこれほどの知名度を得たことの一要因ではないかとも思っています。というのは、人々が良く知っているスポーツや競技は、それらを題材にした作品が過去に作らていることが多いからです。例えば、野球・サッカー・バスケットボール・バレーボールなんかは人々への認知度は高いですが、過去にそれらの競技を題材にした作品が出されています。過去にその競技を題材にした作品があるということは、同じ競技を題材にした作品が新たに出てきたとしては読者の目からすると新規性は相対的に感じにくくなります。例えば、ちはやふるが完結したあとに競技かるたを題材にした作品が新しく書かれたとします。この時に、高校生が登場人物なのかにかかわらず、人々は無意識に過去に競技かるたを題材にした作品と比較しています。(過去に出された作品が20年以上前の場合は、若い読者からすると「新しい」と感じるかもしれませんが。)つまり、意識的であれ無意識的であれ過去に人気だった作品と比較されるわけです。過去のヒット作と比較されて、「面白くない」とか「既視感」があると思われてしまうわけです。そういう既視感が無いことは作品がヒットするのに重要なことではないかと思います。

連載期間中に主人公たちの年齢を追い越して思うこと

ちはやふるを初めて読んだのが、中学生の頃で今となっては高校生をとうに追い越して、大学生すら終わってしまいました。20代後半になって思うこととしては、高校生の頃はエネルギーも体力も充実していたということです。朝8時台から平日は毎日登校して授業を受けて、午後4時すぎから3時間部活をやって帰る生活を3年間やっていたと考えると、当時は体力が有り余っていたんだと痛感します。今、仕事を毎日定時で上がれたとしても、そこから3時間運動する生活ができる気がしません。土日に関しては、部活の練習や大会、模擬試験等でつぶれる中、平日毎日登校できていたのは本当に今から考えるとすごいです。そんな高校生の頃に、競技かるたを通して成長していく登場人物たちに、過去の高校生時代を重ねあわせるのか、未来の高校生の自分に希望を持つのかは、読者の年齢によって変わるでしょうが、広い年齢層に共感を呼んだのは間違いないんでしょう。そして、そんな物語を書けた作者だからこそ、ちはやふるは何度も映像化されるような作品として世間に受け入れられたんだと思います。

まとめ

今回は、ちはやふるについてについて書きました。少し長くなりましたが、ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。記事の中でよくわからない点や、内容についてご指摘がありましたら、コメント欄かお問いあわせからご連絡いただければお返事できるようにいたします。それでは、今回はここまでです。次回の記事でお会いしましょう。

雑記

Posted by tokyu351