みなさんこんにちは。このブログを書いている東急三崎口です。
この記事では、乃木坂46の曲をカラオケで歌いきるのが難しい理由を解説していきます。
乃木坂46の曲をカラオケで歌おうとすると、思っていたよりも音域が広かったり、サビが高かったりすることはないでしょうか。私自身、表題シングルの曲は全てカラオケで入れたことがありますが、音域が広い曲は苦戦することがあります。
乃木坂46の曲をカラオケで歌うのが難しい理由は、主にこの3つです。
【乃木坂46の曲をカラオケで歌うのが難しい理由】
・女性アイドルグループの曲は聴いているときの感覚よりも高い
・複数人で歌うことを前提に作られている
・音域が2オクターブ近くある曲がよくある
女性アイドルグループの曲は思っているより高い
女性アイドルグループの曲は、音楽番組で流れていることや、CMのタイアップ曲になっていることも多く、耳にする機会が多いです。
乃木坂46の曲を聴くことは私自身はよくあるんですが、めちゃくちゃ高い声を出しているようには感じないんです。感じ方の問題なので、人それぞれ感覚はあると思いますが、少なくとも宇多田ヒカルさんやYOASOBIさんのようなえげつない高音は出てこない印象です。
そう思って、意外と歌えるんじゃないかと想像しながらカラオケで入れてみたことがあるんですが、思っていたより高くてびっくりしました。
例えば、33rdシングルのおひとりさま天国の一番高い音はC5です。C5が最高音の男性アーティストの曲といえば、Offitial髭団dismさんの、115万キロのフィルムがあります。
115万キロのフィルムは、男性が歌うのは難しいです。低音域から高音域まで、広い音域を歌っているので、相当歌唱音域が広くないと歌いきれません。
乃木坂46の曲は、女性アイドルが歌っているのでそれほど高い音に感じないかもしれませんが、Offitial髭団dismさんの曲を歌えるくらい高音域が出せないと歌えない音域になっています。
乃木坂46の曲で、最高音C5くらいの曲は結構たくさんあります。最高音が低いものも時々ありますが、だいたいC5くらいまで出せないと歌える曲は減ってきます。
グループの曲だからこそ複数人で歌うこと前提で作られている
そもそも大人数が所属しているアイドルグループの曲の特性として、大人数が歌うことを前提に曲が作られているという特徴があります。一人または数人で歌う曲の場合は、メインボーカルの力がほぼ曲に反映されるので曲の難しさもアーティストの腕次第です。
複数人(10人以上だからもはや大人数と書かないといけないかもしれませんが)で歌うので、それぞれ歌う人のパートが分かれています。
パートが分かれているので、カラオケで一人で歌うにはしんどい構成になっていることがよくあります。
カラオケで複数人で歌うと言っても、2人くらいが限度でしょう。歌う人数という意味でも、大人数のアイドルグループの曲をカラオケで歌うのは難しいです。
同じグループなのに曲によって歌唱音域が全然違う
乃木坂46は非常に多くの楽曲をリリースしています。同じグループの曲といっても、曲によって歌唱音域がかなり変わることがあるのも特徴です。
精密採点をしながら曲を入れたときに、同じグループの曲なのか?と思うくらい音程の幅に違いがあることも驚きました。乃木坂46の曲の中で、歌唱音域が狭めの曲と広めの曲を例にとって説明します。歌唱音域が狭めの曲の例としては、「制服のマネキン」があります。一方、歌唱音域が広めの曲としては「インフルエンサー」があります。それぞれの音域を例にとって紹介していきます。
狭めの例:制服のマネキン
乃木坂46の曲の中で、音域が狭い方なのが制服のマネキンです。乃木坂46の5thシングルで2012年発売なので、もう10年前の曲になります。若い方ではご存じない方もいらっしゃるかもしれません。この曲が出た頃、私はちょうど高校生の頃だったので、色々なところで流れていた記憶があります。この曲の歌唱音域はC4-C5です。記号だけ書いてもわかりにくいと思うので、図で説明します。

図の中でオレンジ色にしているのが、制服のマネキンの歌唱音域です。C4からC5なので1オクターブしかないんですよ。普段音域について考えない方にとって、歌唱音域が1オクターブであることが音域が狭いのか広いのかよくわからないと思うので、次に紹介するインフルエンサーと比較してみてください。
広めの例:インフルエンサー
音域が広めの曲として紹介するのは、インフルエンサーです。インフルエンサーの音域は、D#3-C#5です。これを先ほど同じ図に書くとこのようになります。

D#3とC#5がきれいに書けなかったので、中途半端な書き方になっていますが、歌唱音域の幅は約2オクターブです。先ほど狭めの曲の例で紹介した、制服のマネキンと比較すると歌唱音域が倍くらい広くなっているのがお分かりいただけるでしょうか。
つまり、同じアーティストの曲と言ってもこれだけ使っている音域の幅が変わっているんです。アーティストが歌っている音程で歌ったときの最高音はほぼ同じ高さなんですが、低音域の幅が全然違います。この音域の幅の違いが、キーをずらしても歌うことが難しい理由につながってきます。
歌唱音域が狭ければキー調整で対応可能
乃木坂46の曲の中で、音域が狭めの曲と広めの曲の音域を紹介しました。実は、音域が狭い曲であればキーを調整すればもともとの曲の最高音が高かったとしてもうまくキーをずらしてやることで最高音を下げつつ自分が歌いやすい音域の中で歌えるように調整できます。簡単に言うと、曲の音域が自分の歌える音域より狭ければキーを調整してやれば歌えるように調整できるということです。
歌唱音域が広ければそもそも歌いきるのが難しい可能性も
歌唱音域が狭い場合はキーを調整すれば歌いやすく調整できます。一方、歌唱音域が広い場合はどうでしょうか。歌唱音域が広い場合は、キーを変えても歌えるようになりにくいです。曲の歌唱音域の幅が自分が歌える歌唱音域の幅より広いとキーをどう変えても歌えないです。
つまり、音域が広めのインフルエンサーの例でいえば歌唱音域の幅が約2オクターブあるので、自分の歌える音域が2オクターブ以下であれば歌うのは困難ですし、2オクターブギリギリ歌える場合であっても、自分の歌える音域にちょうど収まるように曲のキーを調整してやらないといけません。
自分の歌唱音域が無限に広ければいいのですが、人間である以上なかなかそうはいきません。おそらく、女性であれば歌唱音域を広げようとしたときに低音がどこまで出るか?と高音がどこまで出るかで決まってくると思います。一方、男性は女性アーティストの曲を歌おうとした時には低音側が出ないことはほとんどありません。しかし、練習している方でないと高音域が圧倒的に足りません。
先ほど紹介した「インフルエンサー」の音域(D#3-C#5)は、Official髭男dismさんの「Pretender」と同じ音域でした。ということは、男性がインフルエンサーをアーティストが歌っている音と同じ高さで歌おうとした場合、Pretenderを歌うのと同じ音域が必要ということになります。男性がPretenderをアーティストと同じ高さで歌うのはかなり難しい(高音が高くて出ない場合が圧倒的に多いです)ので、Pretenderと音域が同じインフルエンサーを歌うのはかなり難しいです。
音域を広げるにはどうしたらいいのか
結局、乃木坂46の曲をカラオケで歌おうとすると、音域が広いと難しいのは先ほど解説しました。
では、カラオケで歌える音域を広げるにはどうしたらいいのでしょうか。
一番速い方法は、ボイストレーニングに通うことです。自己流で練習していても、なかなか音域を広くすることは難しいです。また、変な癖がついてしまうと、直すのが大変です。
ボイストレーニングで、自分が歌える音域を広げたいかた向けにおすすめのボイストレーニング教室を2つ紹介します。
シアーミュージック
1つ目は、シアーミュージックです。
北海道から沖縄までに校舎があり、ボーカル向けのボイストレーニングから、カラオケが上手くなりたい方向けまで幅広く教えてもらえるコースがあります。
楽器向けのコースもあって、カラオケだけではなく楽器もやってみたい方には特におすすめです。
無料体験レッスンもできるので、ボイストレーニングをやってみたいと思っている方は是非登録してみてください。
ナユタス
2つ目は、ナユタスです。
こちらは、校舎が関東圏・名古屋・京都・大阪・神戸・博多に限定されていますが、校舎が駅に近く通いやすいのがメリットです。
無料体験レッスンができるので、どうしようか悩んでいる方は是非登録してみてください。
ボイストレーニング教室に通えない方向けの方法
自分の出せる音域を広げるためには、ボイストレーニングに通うのがが一番良いですが、誰でも通えるわけではありません。
ボイストレーニングに通えない方向けに、カラオケで簡易的にボイストレーニングを行う方法を紹介します。その方法は、DAMボイストレーニングです。
カラオケの機種には、DAMとJOYSOUNDがありますが、DAMの機種を選ぶとカラオケの機械にボイストレーニング機能がついていて、練習することができます。
詳しい使い方は、こちらの記事で解説しているので興味がある方は読んでみてください。DAMボイストレーニングを使う場合は、一人カラオケをお勧めします。

まとめ
今回は、乃木坂46の曲をカラオケで歌う難しさについて解説しました。本当に乃木坂46の曲は思っているより難しいので気を付けてください。
記事の中でよくわからない点や、練習しているけど上手くできないということがありましたら、コメント欄かお問いあわせフォームからご連絡いただければお返事できるようにいたします。
乃木坂46のシングルのカラオケ採点に興味がある方は、こちらの記事も読んでみてください。



このブログでは、カラオケやカラオケ採点についてたくさん記事を書いているので、興味がある方は他の記事も読んでみてください。
この記事はここまでです。最後まで読んでくださってありがとうございました。
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