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破綻した夕張を訪れる~実際に訪れると空家と廃墟が並ぶ街~

みなさんこんにちは。このブログを書いている東急三崎口です。

今回は雑記です。前回の雑記では北海道旅行で立ち寄った白糠線(しらぬかせん)跡の訪問記を書きました。今回は、破綻した市として有名な夕張について書いていきます。

夕張は北海道旅行の一部として4日目に訪れました。北海道旅行記は連載記事になっているので、こちらの記事をご覧ください。

みなさんは、夕張と聞いて何を思い浮かべるでしょうか。夕張メロン・過去の炭鉱・破綻した市などさまざまな言葉が浮かびます。一度破綻したせいで、人口が急激に減少していることでも知られています。一部では、ゴーストタウンになっているなんて噂も聞いたことがありました。

夕張に興味があっても、北海道で距離が遠くて行きにくい方も多いと思います。そんな夕張が本当にゴーストタウンになっているのかどうしても現地を見て見たくて訪れた時に見たもの、感じたことをありのままに紹介します。夕張は聞いたことはあるけど、行ったことが無い方はぜひご覧ください。

夕張の場所

夕張と聞いて、みなさんは北海道のどのあたりを思い浮かべるでしょうか。ざっと地図で表すとこのあたりにあります。

札幌から意外と近いんです。とはいえ、一山超えないと夕張にはたどりつけないですし、鉄道も通っていないので交通のアクセスは不便です。また、夕張にたどりついたとしても、そこから公共交通機関に頼って移動するのはかなり難しいので、訪れるのであれば車がおすすめです。

夕張の近くを拡大したのがこちらです。

南の方に、道東自動車道やJR石勝線が走っています。道東自動車道には夕張ICが、JR石勝線には新夕張駅があります。このあたりも夕張市ではあるんですが、ゴーストタウンだと言われているのはこのあたりから北へ向かった夕張市役所のあたりのようです。今回の記事で紹介する場所の中で、新夕張駅だけは南の方ですが、他の場所は全て夕張市役所の近くで人口が減少している地域のものです。見た感じ、わりかし新夕張駅の近くは人がいたように思いました。そうは言っても、比較的というレベルではありますが。

夕張市役所

新夕張駅の近くを通って、夕張市役所を訪れました。夕張市役所の外観はこんな感じです。

市役所の外観はそれほど違和感を持たないですが、夕張市役所の字が薄れているのが時間の経過を感じさせます。

印象的だったのが、市役所の前にある通路でした。

通路の柵が折れているのに放置されています。冬場の雪の重みで折れてしまったのでしょうか。市役所前の通路の柵が壊れているのに気づかないわけもなく、修理する費用が無いため放置されているのでしょう。まだ折れていない部分も壊れるのは時間の問題だと思います。

この壊れた柵の先には、荒廃した噴水の跡がありました。

噴水自体が崩れかかっていて、木が倒れているのに放置されています。ここもしばらく使われていないでしょうし、今後使われることもないんでしょう。

この噴水の先には、もともと夕張市所有だった建物があります。

ベニヤ板で目張りされており、中に入ることはできません。Restaurantと筆記体で書かれた看板だけが、かつてこの場所がレストランだったことを物語っています。左上の部分には、コンクリートのつららができてきるのでかなり長い期間放置されているんでしょう。

夕張を訪れたのは、平日の昼間だったんですが、どの写真にも人が全く写っていません。実際に、私たち(2人で訪問しました)が訪れたときには、誰ともすれ違うことはありませんでした。

ゆうばりキネマ街道

次に訪れたのが、ゆうばりキネマ街道です。ここは、夕張を映画で町おこしするために作られた場所のようですが、今となっては見る影もありません。

ゆうばりキネマ街道と書かれた壊れかけの看板が、少しもの悲しく感じられます。キネマ街道というくらいなので、昔の映画の看板がいくつかありました。

男はつらいよの映画が公開されたのが1969年です。この看板を見て、懐かしいと思える人がどのくらいいるのかわかりませんが、少なくとも私はなつかしさを感じることはできませんでした。

少し引きの写真ですが、狼よさらばの絵もありました。こちらは、1974年制作のアメリカ映画だそうです。

最後に紹介するのが、君の名はの看板です。

新海誠監督の「君の名は。」ではもちろんありません。公開されたのが1953年だそうで、今から70年近く前になります。あまりにも世代の違いを感じてしまい、何とも言えない気持ちになりました。

廃病院

キネマ街道を歩いてしばらく行くと、廃病院がありました。これは、同行してくれた友人が教えてくれた場所です。外観はこんな感じです。

廃墟になっていて、外装も崩れかかっています。ネット上では有名な場所らしく、無断立ち入り禁止と、24時間監視中の文言が書かれていました。もちろん中には入っていませんし、道路から見える範囲で見物しました。

廃病院の1階は吹き抜けとなっていて、ベンツが放置されています。窓が割られ放置されたベンツの外装の傷み具合が、時間の経過を感じさせます。

ぐるっと回ると、整形外科だったであろう看板が立っていました。ベンツを買えるくらいですから、当時はにぎわっていたんでしょう。

並ぶ廃墟

この廃病院の隣にも、廃墟が建っていました。

真ん中に見える白い建物が、先ほど紹介した廃病院です。その左隣の建物も廃墟で、窓が割れており人が住んでいる気配はありませんでした。

その少し先には、木造家屋で崩れかかっている廃墟がありました。おそらく、冬に降る雪の重みで崩れてしまうんでしょう。こんな廃墟や空家が当たり前のようにあったことが衝撃でした。ゴーストタウンと呼ばれるのは、こういう建物があちこちにあるのが所以でしょう。

人がいた頃の生き証人

廃墟を回っていると、立派な階段が目に入ってきました。

手すり付きで、立派な階段です。なぜこんな立派な階段がいきなり現れたのかと思いましたが、その理由がすぐわかりました。

平成元年に失業対策事業として、作られた階段のようです。平成元年というと、バブル景気の最中ですが夕張は炭鉱が閉山していった時期になるため、こんなものが作られていたのかもしれません。平成元年ですから、もう30年以上前の話になります。

廃止された夕張駅

少し市街地を南に移動すると、廃止された夕張駅が見えてきました。

この駅が廃止されたのは、2019年のことなので比較的最近です。見た目からすると、扉を開ければ駅としてそのまま機能しそうな感覚を持ちました。しかし、入り口は閉ざされています。

ホームには、入れないようにロープが引いてありました。今でも構造物としては残っています。

ホームの逆側から、撮った写真です。線路はまだ敷かれており、列車が来ても違和感のない光景でした。しかし、二度と列車がやってくることはありません。

夕張だからこそ感じること

ここまで、夕張の紹介をしてきました。実際に訪れてみると、夕張市役所の近くはたしかに廃墟や空家が多くゴーストタウンだと言われても仕方がない雰囲気でした。平日の昼間に訪れましたが、夜に歩くと思うと怖いです。

実際に行って特に強く思ったのは、町から人が減っていくと空家や廃墟が増えて、次第にゴーストタウン化してしまうことを実感できたということです。人が住まなくなった家は、いとも簡単に崩れてしまいますし、お店も減り、公共交通機関も不便になってしまいます。夕張の中心部で人がいたのは、セイコーマートくらいなものでした。

今後日本では、人口が減っていくことが予測されていますが、地方都市は人口が減っていくと、行きつく先は夕張のような姿なんだと感じ、なんとかそれを止めないと人が住めない土地が増えていってしまうという危機感を持つきっかけになりました。

まとめ

この記事では、ゴーストタウンと呼ばれている夕張について紹介しました。町から人が減ったらどうなるかということが実感できる場所なので、機会があれば一度行ってみることをおすすめします。今回の記事はここまでです。関連記事として北海道旅行記と、白糠線跡を訪問した記事を紹介しています。日本最東端の納沙布岬に行っったり、白糠線跡を訪れたりしています。記事の中でわからないことがあったり、明らかに違うだろうと思われることがありましたら、コメント等をいただけると嬉しいです。それでは、次回の記事でお会いしましょう。

【関連記事】

白糠線訪問:白糠線訪問記~上茶路駅跡を訪れ40年前にたしかに鉄道が存在していたことを確認~

旅行計画:北海道横断旅行記第0日目(旅行計画)~行きたいところを全部めぐると札幌と東の果てを往復せねばならない~

1日目:北海道横断旅行記第1日目(関空→札幌)~関空に行くのも初めてで果たして飛行機に乗れるのか~

2日目:北海道横断旅行記第2日目(札幌→帯広)~北海道横断で競馬場を1日で2つはしごする~

3日目:北海道横断旅行記第3日目(帯広→釧路)~北海道最東端の納沙布岬を巡る~

4日目:北海道横断旅行記第4日目(釧路→札幌)~ジンギスカンと破綻した夕張をめぐる~

5日目:北海道横断旅行記第5日目(札幌→関西)~旅行記完結編。小樽を通り新千歳から関西へ戻る~

雑記

Posted by tokyu351