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カラオケで出てくるキーってどう使えばいいんでしょうか?

2022年7月5日

みなさんこんにちは。このブログを書いているtokyu351です。

前回は、曲名とか歌手名はわからないけど昔聴いたことがある曲の探し方を紹介しました。今回は、カラオケで出てくるけどどう使っていいかよくわからない「キー」について解説します。

キーを考える前に音域について知りましょう

今回は、カラオケで出てくるキーについて解説するんですが、キーについて説明する前に音域についてちょっとだけ知る必要があるので音域についてまず説明します。音楽的な知識がある方はキーを変えるとどうなるか?の部分まで飛ばしていただいて構いません。なお、私はカラオケに関してはそれなりに知っていますが、音楽のプロではないので専門家の方から見ると正確ではない表現があるかもしれませんが、その場合はコメント等で教えていただけると幸いです。

音域とは?

そもそも、音域とは何でしょうか。何気なく、カラオケで曲を入れますが曲には一番「高い音」と一番「低い音」があります。精密採点をすると、しれっと音域を表示してくれています。(採点結果の画面では、声域と表示されています。) この画面では曲の中で指定されている音域と自分の声で出せた音程(声域)があっているかどうかを示しています。例えば、こんな形で自分の声で出せている音域は白く、出せていなかった部分は赤く表示されます。

カラオケで表示される音域

カラオケの採点画面で表示される声域は、音名しか書いておらず(写真の例だと「ソ♭」とか「ソ」にあたる部分のことです)その「ソ♭」や「ソ」がどんな高さなのかぱっと見ただけではわかりません。精密集計DXの画面で見ると、音域として「m1G♭~hiG」と書いてあります。

この、「m1G♭~hiG」とは何を示しているんでしょうか。これは、日本の独特の表記のようで詳細な説明は省きますが、ピアノの鍵盤と照らし合わせるとこんな形になります。音名の表記方法に関しては、こちらの記事に詳しい解説があったので興味がある方は参照してみてください。

この図に、ピアノの鍵盤、カラオケの表記、国際的な表記、物理的な周波数について一覧で見られるように整理しています。物理的な周波数については、音楽の音階と物理がリンクしていて面白いと思ったので追記しています。興味が無い方は読み飛ばしてください。このように、精密採点の採点結果の画面は絶対的な音の高さを示してくれています。例に出した、パラジクロロベンゼンの場合の音域の範囲はこのようになります。

オレンジで塗りつぶしている部分が、曲で出てくる音域になります。ボーカロイドの曲だけあってかなり広いです。この図の、国際的な表記の部分のA3の部分を見ていただくと、ラのから一つ1のラまでの間をA,B,・・・,F,Gと分けて、次のラではA4になっています。このように、A3からA4に一つ上で同じ音になると周波数が倍になり、この感覚を1オクターブといいます。(音楽的な定義としては不十分かもしれませんが、カラオケをやるうえではこの程度の認識で十分です。) 音域に関しては、オクターブで考えることが多く、パラジクロロベンゼンの場合はだいだい2オクターブの音域があるというように言います。

物理的な周波数

ここは、物理的なことに興味が無い方は読み飛ばしてください。音には、物理的に振動数(周波数)が存在するはずで、それがどう決まっているのかという話です。端的に言うと、A4の音を440Hzの振動数の音と定義しています。A4はピアノの真ん中にあるラの音に対応するため、そこから1オクターブ上がれば、2倍の振動数に、1オクターブ下がれば1/2の振動数になっています。ピアノは弦楽器で、弦の固有振動数で音を出しているため440Hzの基準音より極端に高かったり低かったりすると若干振動数はずれるようですが、カラオケで使うような領域はだいたい440Hzを基準にそこから2倍されているか1/2倍されているか程度で考えても問題なさそうです。

実際、ざっくりですがA4が440HzなのでA3は220Hz、A2は110Hzになります。A5は880Hzとなり、A2~A5だと3オクターブの音域となります。時報(ピッ、ピッ、ピーと鳴るやつです)では、A4の440HzとA5の880Hzが使われています。時報の音を思い出していただければいいんですが、A4とかA5の音って結構高いんですよね。普段の話す声で、A4とかA5の高さで話している人は少ないと思います。また、2オクターブ音域があるということは、一番低い音の4倍の振動数の声を出さないといけないということになるので、思っているより大変なことが想像していただけるのではないかと思います。

地声で出せる声の領域

さて、実際の曲で使われている音域がどの程度かは採点して音域を見れば知ることができます。(絶対音感を持っている方であれば、聴いただけでわかるのでしょうが、そんなものは私は持っていないので、誰でも確実に音域を知る方法として書いています。)それでは自分の普段の声の振動数って、どの程度かご存じでしょうか。私の場合は、だいたい100Hzくらいでした。A2くらいの高さです。裏声を使わないで、地声で出せる音の高さは、人によって違いはありますが、男性であればG3、A4、B4あたりが限界の方が多いのではないでしょうか。一般的に、高い音であればあるほど出しにくくなるので、高い音を出さないといけない曲であればあるほどカラオケで歌うのは難しくなります。それでも、有名なアーティストは高い声だしてるじゃんと思われる方もいるかもしれません。確かにその通りなんですが、現状自分が地声で出せる音域で歌うというのも一つの選択肢です。高い音まで出したいけどどうしたらいいのか?ということに関しては、別の記事を書きます。とりあえず、地声で出せる音域までで歌おうとすると、最高音がだいたい決まってくると考えてみてください。

キーを変えるとどうなるか?

ここで、やっと「キー」が登場します。カラオケでは、キーを変更することができて、0からスタートして+7から-7まで変えることができます。キーを+1すると、曲の音が全体的に半音上がります。-1にすると、曲の音が全体的に半音下がります。どういうことなのか、「メリッサ」を例に説明します。

メリッサの音域は「m2A~hiA」となっています。これを、国際的な表記に書き直すと「A3~A4」になります。これを図にするとこのようになります。

ここから、キーを+2または-2すると下の図のようになります。

キーは1つ動かすごとに半音ずれるので、+2すると1音上がり、-2すると1音下がります。真ん中がキー0の状態で、そこからキーを上に上げると、全体的な音域が上がっており、キーを下げると全体的な音域が下がっていることがわかります。どんな時に、キーを上げ下げするのかというと、メリッサを歌いたいが、一番下の音(この場合だとA3)が低くて出しにくいが高い音はまだ出せる(この場合ではB4)というときに、キーを2つ上げてやれば、曲全体の音域が「A3~A4」から「B3~B4」に上がるので、歌いやすくなるだろうといった場合です。逆に、メリッサの最高音(この場合だとA4)が高くて出しにくいけど、最低音(この場合だとA3)はまだ余裕があるという時には、キーを2つ下げてやれば曲全体の音域が「A3~A4」から「G3~G4」に下がるので歌いやすくなります。このようにして、高い音や低い音が出しにくい曲ではキーを上下させてやれば自分が出しやすい音域に調整して歌うことができます。これがキーを調整する意味です。ちなみに、キーを調整した状態で曲を入れるにはデンモクでキーを設定してから入れる必要があります。

写真のような画面から曲を予約することが多いと思いますが、この時に設定キー変更のボタンを押すと、写真のような画面になります。デフォルトではキーは0になっているので、♯か♭のボタンを押すとキーを上下に変更できるので入れたいキーに設定してから予約を押すと希望のキーで曲を入れることができます。曲が始まったあとでも、リモコンでキーを変えることができます。

原曲キーってどういう意味?

ここまでキーについて解説してきました。さて、カラオケで曲を入れるときよく「原曲キー」がいくつなのかが表示してあります。原曲キーは、原曲の高さのキーのことを言っていて、原曲キーに設定することでもともとの曲の高さで歌うことができます。カラオケのどの機種でも、デフォルトで設定されているのはキー0です。原曲キーが0の曲は、そのまま入れれば原曲キーで歌うことができます。いろいろな曲を探していると、時々原曲キー+2とか+3の曲があったりします。(例えば、小田和正さんの曲は原曲キーが+2とか+3の曲が多いです。) 原曲の高さで歌いたい場合は、原曲キーで入れればいいんですが、男性で小田和正さんの曲の原曲キーの最高音を出すのは至難の業です。正直、地声で出すのは高くて難しいです。なので、キーをいじらずに入れると最高音の高さが少し軽くなったキーで歌えるようになっているようです。

ということは、原曲キーが高く設定されている曲ほど難しいのか?と思ってしまいがちですが、そういうわけではありません。別の記事で書く予定ですが、キーを上げても下げても難しい曲があるんです。逆に、キーを上げ下げすればなんとかなる曲はキーをいじって調整すればなんとかなります。例えばですが、原曲キーが0でない曲はこんな曲があります。

  • チェリー(スピッツ):原曲キー+2
  • シングルベッド(シャ乱Q):原曲キー+1
  • Butter-Fly(和田光司):原曲キー+1
  • ラブ・ストーリーは突然に(小田和正):原曲キー+4
  • 大都会(クリスタルキング):原曲キー+5

原曲キーが+1とか+2の曲はよくありますが、「ラブ・ストーリーは突然に」とか「大都会」なんかは+4とか+5なので、原曲キーで歌う人は少ないと踏んでデフォルトのキーが設定されているのかもしれません。こんな曲を原曲の高さで歌いたいって方は、原曲キー設定を忘れずに入れるようにしてください。(そんな人はあんまりいないかもしれませんが。)

今回は、カラオケで出てくるけど使いどころがよくわからない「キー」について解説しました。この記事を読んで、キーを変えてカラオケで歌いやすくなったという方がいらっしゃったら幸いです。長くなりましたが、ここまで読んでくださりありがとうございます。記事の中でよくわからない点や、練習しているけど上手くできないということがありましたら、コメント欄かお問いあわせからご連絡いただければお返事できるようにいたします。次回の記事で何を書くかは未定です。それでは、今回はここまでです。次回の記事でお会いしましょう。

カラオケ

Posted by tokyu351