みなさんこんにちは、このブログを書いている東急三崎口です。
この記事では、キオクシア四日市工場を外側から眺めてみようと題して、本当に外側からキオクシア四日市工場を眺めてみます。
Googleのストリートビューを使えばいつでも見れるんですが、このブログでよく取り上げているのに一度も外観を扱ったことが無かったので、今回外周を一周してきました。
近鉄四日市駅からスタート
ほんとに外側だけ眺めに行ったので、まずは近鉄四日市駅を訪れました。
外見はこんな感じです。四日市は、JRじゃなくて近鉄の方が栄えているようです。
近鉄の駅なだけあって、駅構内に近鉄百貨店がありました。ここから、キオクシア四日市工場行きのバスが出ています。
三重交通のバスなんですが、時刻表を見て驚きました。平日7時台のバスの数がすさまじい・・・
日祝ダイヤはこんな感じでした。
平日の朝は、通勤需要に合わせてたくさんバスが運行されているのが見て取れます。
工場の前に着く
とりあえず、工場の前に着きました。南門が近くにあり、こんな感じでした。
こんなバス停もあり、半導体工場って感じがしました。
少し歩くと、正門がありました。
トラックの出入りがあるからでしょうか、正門の道幅が非常に広かったのが印象的でした。多分、手前に映っている道路よりも広い気がします。
もちろん、工場は柵で囲まれているんですが、面白い看板がありました。
警備中ですよということを、看板でちゃんと示してありますが、着目したのは文言ではありません。
看板のカラーインクが退色しているように見えて、四日市工場の手前の部分が何やら上からシールされています。
こそっと、裏側に何が書いてあるのかを見て見ると、「株式会社東芝」がありました。東芝時代からの看板なので、5年は軽く経っています。(見た目から考えると、もっと古いかもしれないですね。)
もうちょっと歩くと、Y1棟が横に見えてきました。
Y1棟が竣工したのは1993年のことなので(https://www.kioxia.com/ja-jp/about/yokkaichi/history.html)、30年近く経っていることになります。
300mmのウエハは無かった時代(200mm以下のはずです)の工場なので、他の建屋よりも一回り小さいことがよくわかります。30年経っても、クリーンルームは動くんだなぁと思いました。
そのまま道を歩いていくと、道をまたぐ箱みたいなものが出てきました。
この箱、本当に高いんですよね。普通の建物の、6~8階建て相当の高さはあるんじゃないかと思います。
写真の向かって右側に、Y5・Y6・Y7棟の建つ敷地があるので、そちらに向かっていきます。
巨大なY5棟
先ほどの写真の場所から、向かって右側を見ると、Y5棟が見えました。外側から見ると、本当に大きな白い箱といった印象です。
奥に向かって歩いていくと、また門がありました。
すごい今更ですが、キオクシア四日市工場は、門のところには「キオクシア 四日市工場」と書いてあります。逆に、Western Digiatalの表記はどこにありません。
キオクシアとWestern Digitalの共同投資は製造設備に対してであり、土地と建物はキオクシアが持っていることを考えると、入り口にはキオクシアの表記しか無いのかもしれません。
きれいな開発センター
Y5棟の前を延々歩いていくと、黒い建物が見えてきました。
Y5棟とY6棟が白いので、対照的に見えます。Google Mapで上から見ると、ただの正方形の建物にしか見えませんが、メモリ開発センターの建物です。
青い空に、白い工場、黒い開発センターが好対照に見えます。
さらに歩いていくと、Y6棟が見えました。
Y6棟も大きいですね。逆光気味ですが、この画角でないと一番上まで工場を入れることができませんでした。
外側に、装置搬入用と思われる扉と台があります。よく見ると、半導体工場らしく、工場の上に避雷針がめちゃくちゃたくさん立ってます。
建設中のY7棟
Y6棟の横を延々と歩いていくと、建設中のY7棟が見えてきました。
第一期の方は建屋は完成しているようで、第二期の方を建設しているようです。
「OXIA」という建設中だけのレアな見た目です。
横側に回ると、揚力装置の敷地らしきものがあるはずなんですが、外から見えないようになっていました。
完成している一期側からみると、こんな見た目をしています。
写真だとわかりにくいんですが、Y7棟は他の棟に比べて一回り大きいです。
印象的だったのが、半導体工場と道を一つ隔てて竹林が広がっていることです。
このあたりも、キオクシア(建設当時は東芝ですが)の四日市工場が建つ前は、こんな竹林が広がっていたのかなと思わされる景色でした。
竹林を切り開いて建屋を立てて、先端半導体デバイスを作っているのを考えるとすごいものです。
用力装置が並ぶバックヤード
Y7棟の周りを歩いているうちに、Y1~Y4棟がある敷地の裏側に回ってきました。
裏側には用力装置や排水処理施設と思しき建物がありますが、外から見えないようになっています。
外から見えるところで見ると、エアリキードのタンクがたくさん並んでいました。
裏側はあまり見えるものがありませんでしたが、電力の供給ラインだけは見えました。
敷地外に立っている特高圧の鉄塔から給電されているようです。
Y4棟の横に受電設備と思しきものがありました。ここから四日市工場に給電されてるんですね。
ずっと、工場の敷地の周りを歩いてきましたが、Y4棟まで戻ってきました。
引きで撮っていますが、Y4棟も大きいです。
とにかく広かった・・・
とりあえず、1周回りましたが、とにかく広かったです。
赤い線の部分を全部歩きましたが、1時間半くらいかかりました。
日本一の規模を誇る、キオクシア四日市工場は本当に大きかったです。実際に建屋を見てみて、どんどん建屋の規模が大きくなっていることも実感できました。
これだけ広いと、構内の端から端までを移動するだけで30分から1時間は掛かってしまうと思います。
思っているより広くて長いので、くれぐれも外側を歩いてみようなんて思わないようにしてください。(こんなこと思う人いないか。)
まとめ
この記事では、キオクシア四日市工場を外側から眺めてみようと題して、本当に外側からキオクシア四日市工場を眺めてみました。
とりあえず、四日市工場に行ってみた気分にはなれたのではないでしょうか。
このブログでは、半導体に関する記事を他にも書いています。半導体メモリ業界が中心ですが、興味がある記事があれば読んでみてください。
この記事はここまでです。ここまで読んでくださってありがとうございました。
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