【理系学生向け】ブラック研究室を辞めて脱出する方法を解説~中退でも使える就活サイト~

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みなさんこんにちは、このブログを書いている東急三崎口です。

この記事では、ブラック研究室に入ってしまって、辞めようか悩んでいる方向けに、ブラック研究室を辞めたらどんな選択肢があるのかについて解説します。

研究室を辞めたいと思っているときに使えて、就職できる方法を紹介します。

世の中には、ブラック企業があります。
ブラック企業は、悪質な会社は公表されていたりしていますし、転職することを考えることもできます。

しかし、ブラック研究室は大学や大学院の中のことなので、なかなかブラック研究室について取り上げられることは少ないです。

私自身、学生の頃にブラック研究室に入っていたことがありますが、会社で働くことよりも拘束時間は長いし、給料ももらえないし苦しい環境でした。

私のプロフィールはこちらです。

【プロフィール】
名前:東急三崎口
経歴:学生の頃から半導体の研究を始め、半導体メーカーで約3年勤務。ロジック半導体・メモリ半導体が専門
私の詳しいプロフィールはこちらをご覧ください。

この記事では、ブラック研究室に入ってしまって辞めたいと思って悩んでいる方に、脱出方法を解説していきます。

こんな流れで解説していきます。

【記事の流れ】
・ブラック研究室の特徴
・研究室を辞めたくなる理由
・会社で働くこととの違い
・研究室を辞めて失うもの
・研究室を脱出する方法

研究室を辞めるのを決めている方は、こちらのリンク先から登録してみてください。登録・利用は無料です

目次

ブラック研究室の特徴

ブラック研究室によくある特徴は3つが挙げられます。

【ブラック研究室の特徴】
・拘束時間が長い
・教員から怒られ続ける
・教員から放置される

拘束時間が長い

拘束時間が長いことは、ブラック研究室の特徴の1つです。

徹夜で実験や資料作成をしないといけなかったり、土日も研究室に行かないといけなかったり、毎日研究室に行かないといけないルールがあったり。

あれやこれやと理由を付けて、学生が実験しないといけないルールが作られています。

土日に研究室に行かないと、「土日何してたんだ?」と言われることもあるでしょう。

(心の声)
土日や平日にかかわらず研究室に行かないといけないなら、家と研究室の往復を続ける毎日を過ごすしかないのか・・・

このように、ブラック研究室だと研究室に拘束される時間がとても長くなります。

教員から怒られ続ける

ブラック研究室では、教員から怒られ続けることもあります。

何回か怒られるだけであれば、仕方ないかと思えるかもしれません。
しかし、毎度毎度怒られるとなかなかつらいものがあります。

研究成果が出ないことを理由に怒られることは、ブラック研究室では良くある話です。

研究室にいると、自分が悪いから成果が出ないんだと感じてしまいがちです。
冷静に考えると、研究室のテーマは根本的には教員が作っています。
実際に実験をしているのは学生ですが、テーマ自体を設定しているのは教員なんです。

研究室のテーマによっては、成果が出やすいものと出にくいものがあります。
これは、理系の学問をやる以上避けては通れません。

成果が出ないことを理由に教員から怒られるのは、理不尽ではあります。
うまく成果が出せているときはいいですが、成果が出せなくなると途端に怒られるのはよく考えると矛盾しています。

成果が出ているかに関わらず何かしら理由を付けて、教員から怒られるのが続くのはブラック研究室の特徴です。

教員から放置される

拘束時間が長い・教員から怒られ続けるのはよくあるブラック研究室の特徴です。

一方、教員から何も指導してもらえず放置されるタイプのブラック研究室もあります。

教員が研究や学生の指導をやる気が無く、放置されてしまうパターンです。

このパターンは、研究者を目指して研究室に入っている方からすると、成果が出せないので厳しい環境です。
研究者を目指していない方であれば、それほど問題にならないかもしれません。

会社で働くこととの違い

ブラック企業があるように、会社の中には労働条件が悪い会社はあります。

しかし、ブラック企業とブラック研究室では決定的に違うことが3つあります。

【ブラック企業とブラック研究室の違い】
・給料が出ない
・労働時間に上限が無い
・法律で守られていない

給料が出ない

ブラック研究室でどれだけ頑張っても、頑張った分の給料が出ることはありません。

博士課程まで進むと、給料が出る形で研究を行うことができる人もいます。
しかし、研究室にいる学生の大半は修士課程や学部生です。
修士課程や学部生は、基本的に給料をもらう形で研究を行うことはできません。

学生は大学や大学院に行くために、むしろ授業料を払っています。

会社で働く場合、どんな労働であっても最低賃金(時給約1000円)を払う必要があります。
ブラック企業は、給料が安くて労働時間が長いので「ブラック」と呼ばれています。
ブラック研究室は、給料をそもそももらえないのでブラック企業以前の問題です。

労働時間に上限が無い

ブラック研究室にいる学生は、そもそも「労働者」ではありません。

「労働者」は、会社から雇われて働いている人のことです。
雇われて働く場合、労働時間は週40時間までが原則です。
(もちろん、法律の範囲内で残業を命じることはできます。)

しかし、研究室の学生は労働者ではないので、研究室から拘束される時間に上限はありません。

働き始めてわかったことですが、労働時間に上限が無いのは恐ろしいことです。

法律で守られていない

ブラック研究室の学生は、労働者ではないわけです。

つまり、労働者を守っている法律はブラック研究室の学生にはあてはまりません。

労働者に認められているのに研究室の学生はできないことには、こんなことがあります。

・原則週40時間以内の労働時間とする
・最低賃金以上の賃金を払う
・労働組合を組織すること

会社だと、労働者の労働条件が悪い場合には、労働組合を組織して会社と交渉する権利があります。

でも、研究室だと学生が組合を作って教員と交渉することはありません。その権利が無いからです。

ブラック企業は、労働環境が悪いということで世間で取り上げられています。
しかし、ブラック研究室の学生の立場は、ブラック企業の労働者よりも法律的には弱いです。

研究室を辞めて失うもの

実際に、ブラック研究室に入ってしまって、辞めようか悩んでいる方はいらっしゃると思います。
私自身、研究室を辞めようと思った回数は数えきれないくらいです。

しかし、研究室を辞めたらどうなるのかがわからず行動に移すことができませんでした。

ブラック研究室を辞めて失うものはこの3つだと、社会人を経験してわかりました。

【研究室を辞めて失うもの】
・新卒採用の就職活動
・学生の身分
・研究者になる道

新卒採用の就職活動

研究室を辞めた場合、新卒の採用が前提の就職活動に参加するのは難しくなります。

ブラック研究室を辞めようと思っていても辞められないのは、新卒採用の就職活動以外で就職する方法がわからないのが大きな理由ではないでしょうか。

社会人になって気づきましたが、新卒採用以外にも就職先を探す方法はあります。

どちらかというと、ブラック研究室にいる学生の立場であれば20代前半の年齢の方が多いので、他の年代に比べて有利です。

このあと、新卒採用以外で就職する方法を詳しく解説します。ブラック研究室を辞めようか悩んでいる方は、参考にして下さい。

学生の身分

研究室を辞めると、学生の身分は無くなってしまいます。

学生の身分が無くなったからと言って、特段何が起こるわけでもありません。

冷静に考えれば、学生の身分なのでわざわざ自分から授業料を払って通っています。
どうしても、心身が辛くて辞めたいのであれば自分の判断で辞めていいわけです。

研究者になる道

社会人経験もしたうえで、研究室を辞めた時に一番大きいと感じたのは研究者になる道を失うことになることです。

もちろん、「研究者になろうと思って研究室に入った人」にとってはの話です。

学部生・修士課程・博士課程のどの段階でも、研究者になりたいのであれば、研究室を中退すると道は厳しくなります。

とはいえ、研究者になりたいと決心して研究室に入った人以外であれば、特に問題ないです。

研究者になる決心をしている人であれば、研究室を辞める前に別の研究室に移動する相談をする方が賢明です。

ブラック研究室からの脱出方法

ここから、ブラック研究室から脱出する方法を紹介します。

ブラック研究室から脱出する方法は、3つあります。

【ブラック研究室から脱出する方法】
1.耐えて卒業する
2.休学する
3.中退する前提で仕事を探す

1.耐えて卒業する

耐えて卒業する選択肢を取ると、研究室を辞めたい気持ちを我慢して、卒業を目指すことになります。

ブラック研究室に耐え続けないといけないので、どうしても辞めたいと感じている方にはおすすめしません。
例外的に、耐えてもなんとかなる場合があります。

例えば、現在学部4年生や修士2年生の12月で、新卒採用の内定が決まっているような場合です。
この場合は、2~3か月耐えて卒業さえできればブラック研究室から解放されます。

2~3か月であれば、心身の限界に達する前に研究室から脱出する方法としては、耐えることも考えられます。

しかし、研究室から脱出できる目途が立っておらず、苦しくて研究室を辞めたい場合は、おすすめできません。

2.休学する

2つ目の選択肢としては、大学や大学院を休学することです。

休学する時にも申請は必要で、休学というと、半年単位で申請できる場合が多いです。
休学期間が明ければ復帰することができるので、退学と比べると大学に復帰する余地を残しています。

一度休学してみて、自分が研究室を続けることにどのくらい価値があるのかを考えてみるのは一手です。
研究室を辞めようか考えている時は、精神的にも肉体的にも疲弊している可能性が高いです。

休学することで、研究室から離れた環境で冷静に自分がどうしたいのかを考えることができます。

研究室から離れた環境で、研究室を辞めて就職したいと感じたら退学する前提で仕事を探し始めればいいわけです。
研究室に戻りたいと感じるのであれば、休学であれば戻ることもできます。

休学は、研究室を辞める選択も、研究室に戻る選択もできますが、期限を決めておくことが重要です。
半年~1年であれば、休学する意味がありますが、2年も休学するのであれば研究室に戻る以外の道を探した方がいいでしょう。

3.中退する前提で仕事を探す

3つ目の選択肢は、中退する前提で仕事を探すことです。
私が研究室を辞めようか悩んでいた時には、退学してしまったら、仕事を探すことはできないんじゃないかと考えていました。しかし、今となって考えれば、20代前半であれば仕事を探すことはできます。

また、新卒採用で大企業に入ったとしても、その会社にずっと居続けるとは限らないですし、早めに仕事を始めるのはメリットにもなりうると思います。
仕事を探して、毎月の収入さえ確保できれば、生活していくことはできます。

中退する前提で仕事を探す方法は、「中退を前提にした仕事の探し方」で詳しく説明します。
研究室に行くのが辛くてしょうがない状況だと、心身を消耗していることが多いです。
「研究室を辞めても他の道がある」と自分の中に選択肢を持っておくと、精神的にも楽になります。

中退を前提にした仕事の探し方

ここからは、中退を前提にしたときの仕事の探し方を紹介していきます。

中退を前提にて仕事を探す時に大事なのは、大学や大学院を中退した人の採用をターゲットにしている就職・転職サイトや就職・転職エージェントを使うことです。

新卒採用を前提にした就職・転職サイトに登録した場合、採用する側が新卒を前提にしていたり、新卒の応募数が圧倒的に多いので、採用側とミスマッチが生まれがちです。

そこで、研究室を辞めようと考えている方や、既に研究室を辞めている方向けに就職・転職サポートをしている転職サイトを3つ厳選して紹介します。

第二新卒エージェントneo

第二新卒エージェントneoは、株式会社ネオキャリアが運営する転職サイトです。
名前に「第二新卒」と入っている通り、大学中退や中退を考えている方向けの転職サイトです。
既卒や就職浪人している場合でも利用できるので、新卒予定者向けのサイトばかりで困っている方や、大学や大学院中退を考えている方にはぴったりです。

えーかおキャリア

えーかおキャリアは、株式会社For_A−careerが運営する転職サイトです。
20代を中心に転職・就職のサポートを行っているサイトで、大学中退や中退を考えている方も使えます。
中退・既卒・第二新卒の転職・就職に力を入れているので、大学や大学院中退を考えている方にはぴったりです。

UZUZ第二新卒

UZUZ第二新卒は、株式会社ウズウズが運営する転職サイトです。
20代を中心に就職・転職のサポートを行っているサイトで、大学中退や中退を考えている方も使えます。
大学や大学院中退・就職浪人の方の転職・就職に力を入れているので、大学や大学院中退を考えている方にはぴったりです。

私自身研究室にいた当時は気づきませんでしたが、大学や大学院を中退するのを考えている人向けの就職エージェントサービスもあります。

研究室が苦しくて辞めたいと感じている方は、無料なので是非登録してみてください。
自分の中に研究室に居続けること以外の選択肢が見えてくると、気持ちも楽になります。

研究室に行くのが嫌だと思っていても未来は変わりません。行動すれば、未来の選択肢は広がります。

精神的に折れる前に行動すべき

研究室を辞めてから就職活動をするときにおすすめの転職サイトを3つに絞って紹介しました。

経験的に、ブラック研究室を辞めたいと感じている場合は早めに行動した方がいいです。

その理由は、心や体が折れてしまってからでは復活するまでに時間がかかるからです。

ブラック研究室にいると、何年かに一度、突然研究室に来れなくなってしまう人が出てきます。
研究室に来れなくなるまで頑張ってしまうと、そのあとなかなか復帰するのは難しいです。

研究室を辞めたいと思いながらも、「まだ大丈夫。なんとかなる」と頑張ってしまうことはよくある話です。

でも、心と体はリンクしていて精神的な負荷が積み重なっていくと、体に影響が出てきます。

私自身、研究室を辞めたいと思って、休みたいと念じていたら本当に病気になって1週間研究室を休んだ経験があります。

精神的な負荷で体が動かなくなってからでは遅いので、研究室を辞めたいと思っている方は行動できるうちに手を打っておかないと手遅れになりがちなので気を付けてください。

まとめ

この記事では、ブラック研究室を辞めたいと思っている方向けに、ブラック研究室を辞めたらどんな選択肢があるのかについて解説しました。

ポイントをまとめます。

【ブラック研究室の特徴】
・拘束時間が長い
・教員から怒られ続ける
・教員から放置される

【ブラック企業とブラック研究室の違い】
・給料が出ない
・労働時間に上限が無い
・法律で守られていない

【研究室を辞めて失うもの】
・新卒採用の就職活動
・学生の身分
・研究者になる道

【ブラック研究室から脱出する方法】
1.耐えて卒業する
2.休学する
3.中退する前提で仕事を探す

研究室を辞めたいと思って悩んでいる方は、無料なので是非登録してみてください。

ここまで読んでくださってありがとうございました。

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