みなさんこんにちは。このブログを書いている東急三崎口です。
この記事では、DAMのカラオケ採点である精密採点DX-GでYOASOBIさんのアイドルを歌って90点取る方法を解説していきます。
YOASOBIさんの曲は、どれも難しいと思うんですが、最上級に難しいのが「アイドル」です。
(アイドルが出る前は、怪物が一番難しかったですが、怪物を超えてきてます。アイドルは本当に難しいです。。。)
そんな難しい曲で90点取れたらいいなと思って、実践してきました。この記事を読むと、みなさんもアイドルで90点取れるようになりますよ。
アイドルの難しさ
YOASOBIさんのアイドルですが、本当に難しいです。
公式のMVはこちらです。
ラップ調で始まって、テンポが速いので、カラオケで入れたら歌いきるだけで精一杯というところでした。
そんなアイドルの難しさは、3つの要素があります。
・テンポ
・音域の広さ
・音程変化の激しさ
テンポ
まず、テンポの速さがアイドルの難しさの1番の理由でしょう。
正直、曲のリズムと歌詞を覚えていないとカラオケで歌うのはまず無理だと思います。
歌詞のテロップは出てきますが、テロップを見ながら歌うのはとてもじゃないですが無理です。
音域
2つ目の理由は、音域の広さです。
YOASOBIさんの曲は、だいたい音域が広いですがアイドルだと約2オクターブあります。
2オクターブ音域があるので、そもそも2オクターブの広さの音域を自分の声で出せる人じゃないと、歌いきるのは難しいです。
カラオケにはキー調整の機能がありますが、キー調整をしたとしても2オクターブある音域の広さ自体は変わらないので、2オクターブ出せないと、そもそも無理なわけです。
音程変化の激しさ
3つ目の理由としては、音程変化の激しさがあります。
先ほど紹介した、音域の広さは曲全体の音域が広いことを意味しています。
音程変化の激しさは、次の音がいきなり1オクターブ上だったりするような、音と音の間の音程変化のことを言っています。
1音ずつ音程が上がっていくのであれば対応しやすいですが、いきなり1オクターブ変わるのに対応していくのは相当慣れていないと難しいでしょう。
そんな急激な音程変化が、たくさん出てくるのがアイドルです。
90点取ってみた
ここまで、アイドルの難しさのポイントを紹介しました。
ここで、実際に90点取った結果を紹介します。
ボーナス点込みではありますが、90点を超えています。
歌唱音域で、若干低音部で出ていないところがあるのはご容赦ください。
ちょっといびつなレーダーチャートの形ですが、これでも90点を取ることはできています。
着目してほしいのは、全国平均点の低さです。77.413点となっています。
精密採点DX-Gの全国平均点は、80点台前半の曲が多いです。高い曲だと、80点台後半(86~88点)くらいあるものもあります。
高いものと比較して、平均点が10点低いということは、それだけ難しい曲なわけです。
ポイント
私がアイドルで90点取った時のポイントが、2つあります。
・ビブラートを入れる場所の狙いを絞る
・音程を80%程度取る
簡単に言うと、アイドルは普通に歌うとビブラートを入れる場所がありません。
精密採点DX-Gに詳しい方はご存知だと思いますが、ビブラートがほとんど入っていない場合(1秒以下のビブラート秒数の場合)ビブラートの上手さが強制的に0にされてしまいます。
そうすると、ビブラート&ロングトーンが大幅に減点されるので、ビブラートを意識的に入れたわけです。
次に、音程正確率を80%程度取ることを意識しました。音程正確率が75%以下だと、90点をほとんど取れなくなってしまうので、できるだけ80%程度を狙いにいきました。
90点の取り方
90点を取りにいったときのポイントを2つ紹介しました。
この2つのポイントを見ただけで90点を取れる方は、かなり精密採点DX-Gに詳しくてもともと高得点を取れる人に限られると思います。
そこで、レーダーチャートで評価される5つの項目について、アイドルで90点を取るときのポイントをそれぞれ解説します。
精密採点DX-Gで90点取るための方法論については、こちらの記事で解説しています。
音程
音程に関しては、音程正確率を80%程度かそれ以上に持っていくための方法を考えます。
DAMの採点の場合、アイドルのイントロの部分から、音程バーが入っています。このラップの部分の音程を取るのが、とても難しいんです。(JOYSOUNDはラップの部分は、音程バーが入っていないです。)
ラップとサビとトータルで、音程正確率が評価されるので、全体で80%を取れるようにする必要があります。
ラップと比較すると、サビの部分は比較的(あくまでもラップと比べて音程が取りやすいというだけで、サビの部分でも十分音程を取るのは難しいですが)音程が取りやすいので、80%以上取ることを意識します。
ラップの部分は、音程正確率が高いに越したことはないですが、正直かなり難しいので、60%以上を取り続けるくらいの意識でやってます。
サビの部分で音程正確率を稼いで、トータルで80%近くにもっていくことが、できれば音程の面は十分でしょう。
ラップの部分とサビの部分で音程正確率をどうやって確認すればいいんだ?と思った方は、こちらの記事を読んでみてください。精密採点DX-Gで音程正確率を読み取る方法を解説しています。
ビブラート&ロングトーン
音程の次に重要なのが、ビブラート&ロングトーンです。
私が90点取った時の結果をもう一度出します。
レーダーチャートの赤い線を見てみてください。これは、レーダーチャートの全国平均を表しています。
左上にあるV&L(ビブラート&ロングトーンを略してV&Lです)の項目の全国平均が、異常に低いことがおわかりいただけるでしょうか。(100点満点の11点です)
つまり、もともとアイドルは難しい曲ですが、精密採点DX-Gで高得点を取る観点で見ると、V&Lが低いことがかなり影響しているわけです。
ビブラート&ロングトーンで高得点を取れれば、それだけ総合得点でも高得点を取れる可能性が高くなります。
ビブラートに関しては、普通にアイドルを歌うと入れる場所がありません。正直、普通に歌うとビブラートを入れる余力なんてないんですよ。理由は、テンポが速いことと、長く伸ばす部分が曲中にほとんどないからです。
でも、ビブラートが0秒だと、自動的にビブラートの上手さが0になってしまい、V&Lが大幅減点されます。
そこで、アイドルを歌う時には、ビブラートを入れる場所を最初から絞って、狙ったところにビブラートを入れる必要があります。しかも、曲中で1秒以上入れないといけないので、複数箇所で狙っていれる必要があります。
では、ビブラートをどこで入れればいいのでしょうか。隠さず教えます。
狙いどころは、この5箇所です。
・イントロの「天才的なアイドル様」の「様~」で伸ばす部分
・サビの「あーあーその笑顔で」の「あーあ」で伸ばす部分
・サビ終わりのの「完全なアイ」の「アイ」の部分(ここはちょっと間があるので、無理矢理入れます。)
・サビの「一番星を宿してる」の「る」の部分
・最後の「愛してる」の「る」の部分
もうちょっと、入れられる場所はありますが、まずはこの5か所を狙っていきましょう。
無理にビブラートを入れようとして、テンポがずれても意味がないので、とりあえず5か所を狙ってビブラートを入れて合計秒数を1秒以上にもっていくのが一番大事です。
次に、ロングローンですが、ロングトーンで高得点を取るのは絶望的です。
なぜなら、ロングトーンは一定以上伸ばす部分で、どれだけきれいに伸ばせたかが評価されます。しかし、アイドルには一定以上伸ばす部分がほとんどないんです。
私自身、アイドルは3回チャレンジしましたが、ロングトーンの評価は全て0でした。
なので、ロングトーンには期待せずにビブラートを上手く入れることで、ビブラート&ロングトーンで高得点を取れるようにしましょう。ロングトーンの評価が0でも、ビブラートの上手さがある程度あれば、V&Lで70点程度は取れます。
ビブラートやロングトーンについて詳しく知りたい方は、こちらの記事で解説しているので読んでみてください。
リズム
リズムに関しては、アイドルはテンポが速い曲なので、ちゃんと曲のリズムに乗って歌えていれば、それほど問題になることはありません。
そもそも、テンポが速くてラップがあるので、曲のリズムと歌詞を覚えていないと歌いきれないという前提はあります。
一つ気を付けるとすれば、ラップの部分で曲のテンポよりも速く歌ってしまう、「走り」にならないようにすることくらいでしょう。
走りになってしまうと、リズムがかなり引かれてしまうので気を付けましょう。アイドルで高得点を取るうえで、リズムで減点されてしまうと、かなり痛いです。
リズムに関して詳しく知りたい方は、こちらの記事で解説しているので、読んでみてください。
表現力
表現力に関しては、抑揚でほぼ決まると思ってください。
精密採点DX-Gは、表現力は抑揚・しゃくり・こぶし・フォールを総合的に評価されます。
しかし、アイドルに関しては意図的にしゃくり・こぶし・フォールを入れる余裕はありません。
(しゃくり・こぶし・フォールを入れる余裕がある方は、多分90点を平気で取れる人だと思います。)
なので、表現力に関しては抑揚でほぼ決まると考えてください。
もともと、アイドルの曲は抑揚が出やすくなっているので、90点を取るためにはそれほど抑揚は問題にならないと思います。
もし、表現力に関して詳しく知りたい方は、こちらの記事で詳しく解説しているので読んでみてください。
安定性
最後に、安定性について考えます。
安定性に関しては、アイドルは比較的高得点が取りやすい曲です。
安定性は、1秒以上伸ばす部分で、声が震えていないかを評価されます。しかも、減点法で評価されるんです。
アイドルの曲を考えてみると、1秒以上伸ばす部分なんてほとんど無いんですよ。
安定性は、最初が100点で声が震えていると判定されるたびに減点されるんですが、1秒以上伸ばす部分がほとんどないので、ほぼ減点されずに最後まで歌いきることができます。
なので、アイドルを歌うときは安定性は高得点を狙っていきましょう。理想的には95~100点を取れるといいです。
気を付けるべき部分は、高い音を出す時に声が震えないようにすることです。
高い音の部分で、声が出せずにカッスカスの声になってしまうと、さすがに安定性も減点されるので、高い音を安定して出せることを心がけると良いです。
安定性に関して詳しく知りたい方は、こちらの記事で詳しく解説しているので読んでみてください。
90点を取るための戦略
ここまで、レーダーチャートで評価される5項目に関して、それぞれの攻め方を解説しました。
すべての評価項目で、理想的な得点が取れれば一番良いんですが、どの項目から攻めていくのかは重要です。
アイドルで90点を取るために、評価項目を攻める順番(つまり優先順位です)はこのとおりです。
1.音程でトータル80%を取りにいく
2.ビブラートを入れる場所を覚える
3.高い音でも声が震えないようにする
音程でトータル80%を取りにいく
一番重要で、真っ先に取り組むべきポイントは、音程でトータル80%を取れるようにすることです。
おそらく、評価項目を攻める時に一番難しいポイントだと思います。
どれだけ精密採点DX-Gに慣れている人でも、音程正確率に関しては曲ごとに覚えるしかありません。しかも、アイドルの音程バーは、一度見ていただければわかりますが、ものすごいとびとびです。
一音一音が短いのに、音程の変化が激しいので、正確に音程を合わせるだけで一苦労です。
アイドルの場合だと、イントロのラップが難しいので、まずはサビの部分で80%以上取れるようにするのが良いでしょう。
サビで、安定して80%近く取れるようになったら、ラップの部分を合わせにいくと、全体の音程正確率を上げやすいと思います。
とはいえ、ラップの部分は本当に合わせにくいので、サビの音程正確率をどれだけ上げられるかが勝負です。
ビブラートを入れる場所を覚える
次に取り組むべきは、ビブラートを入れる場所を覚えることです。
アイドルで、ビブラートを入れやすい場所はこの5か所です。
・イントロの「天才的なアイドル様」の「様~」で伸ばす部分
・サビの「あーあーその笑顔で」の「あーあ」で伸ばす部分
・サビ終わりのの「完全なアイ」の「アイ」の部分(ここはちょっと間があるので、無理矢理入れます。)
・サビの「一番星を宿してる」の「る」の部分
・最後の「愛してる」の「る」の部分
曲を歌っている時に、この5か所に必ずビブラートが入れられるようになれば、トータル1秒以上のビブラートを入れることはできます。
アイドルの場合はテンポが速いので、ビブラートは狙って入れないと入りません。
狙って入れるということは、ちゃんとビブラートを入れるタイミングで、ビブラートを入れられるように準備していかないといけないわけです。
1曲を通して、どこでビブラートを入れるかを頭に入れておいて、タイミングが来たらばっちり入れられるように練習するのが大切です。
高い音でも声が震えないようにする
最後に、高い声でも声が震えないようにすることで、安定性での減点を減らします。
高い声でも声が震えないようにするというのは、そもそもアイドルの音域を自分が歌えるのか?を考えないといけないので難しいです。
2オクターブの音域をキー調整したとしても歌えないのであれば、高い声で声が震えないようにするのは無理ですし、逆に2オクターブ出る人は、キー調整すれば対応できるでしょう。
ここは、カラオケ採点への対応というよりも、自分が出せる音域がどの程度あるか?ということの方が効いてきます。
95点を目指すには
ここまで、アイドルで90点取る方法論について解説してきました。
アイドルで95点取ろうとしたら、どうするべきなのかについて、少し考えていきます。
90点の結果から、95点にステップアップするには、この3つをどう上げていくかがポイントになります。
・音程
・V&L
・表現力
音程に関しては、90%台まで上げないと95点は厳しいでしょうね。アイドルで音程正確率90%を取れるのかは微妙なところですけど、確実に音程正確率は上げていかないと95点には到達しないと思います。
次に、V&Lですが、ロングトーンで高得点を取るのが絶望的なので、ちょっと厳しいですね。なんとか、ロングトーンの評価を上げていって、V&Lで90点以上取るのが目標になります。
表現力に関しては、しゃくり・こぶしを入れるのばかなり難しいので、抑揚で90点台を取って表現力トータルで90~95点を取りにいく必要がありそうです。
ボーナス点込みで95点を取ろうとしても、結構難しいんじゃないかと思います。音程正確率を上げるのが難しいのが、一番のネックです。
カラオケ採点で点数が伸びないと悩んでいる方向け
アイドルで90点を取る方法論を解説してきました。
アイドルは、そもそも非常に難しい曲なので、カラオケ採点で高得点を取るのは難しいです。
とはいえ、カラオケ採点で高得点を取りたいけど全然点数が取れない、とかカラオケが上手くなりたいけどなかなか上達しないという悩みをお持ちの方向けに、カラオケが上達するおすすめの方法を紹介します。
あまりいないと思いますが、プロ歌手を目指している方は、真っ先にボイストレーニングを受けてください。
DAMボイストレーニング
1つ目は、DAMのカラオケについているDAMボイストレーニングです。
DAMボイストレーニングは、カラオケの機械に入っている、ボイストレーニング向けの機能です。
精密採点DX-Gの評価項目なんかも練習できるので、手軽にボイストレーニングをしたい方にはとっておきの機能です。
カラオケでの入れ方・使い方について、こちらの記事で詳しく解説しているので興味がある方は是非使ってみてください。
ボイストレーニング教室
DAMの機種についている、DAMボイストレーニングはカラオケに行けば実践できるボイストレーニングです。
とはいえ、一人でボイストレーニングをしていても上達できるか不安な方には、実際にボイストレーナーに教えてもらうのが一番手っ取り早いです。
ボイストレーニングをやりたい方向けに、おすすめのボイストレーニングスクールを2つ紹介します。
シアーミュージック
1つ目は、シアーミュージックです。
全国に校舎があり、ボーカル向けのボイストレーニングから、カラオケが上手くなりたい方向けまで幅広く教えてもらえるコースがあります。
楽器向けのコースもあって、カラオケだけではなく楽器もやってみたい方には特におすすめです。
無料体験レッスンもできるので、ボイストレーニングをやってみたいと思っている方は是非登録してみてください。
ナユタス
2つ目は、ナユタスです。
こちらは、校舎が関東圏・名古屋・関西・博多に限定されていますが、校舎が駅に近く通いやすいのがメリットです。
無料体験レッスンができるので、どうしようか悩んでいる方は是非登録してみてください。
まとめ
この記事では、DAMのカラオケ採点である精密採点DX-GでYOASOBIさんのアイドルを歌って90点取る方法について解説しました。
この方法論を実践できれば、アイドルで90点取ることができますよ。
このブログでは、カラオケに関する記事をたくさん書いているので、興味がある方は他の記事も読んでみてください。
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